
イーグルス(Eagles)は、1970年代のアメリカン・ロックを代表するバンドであり、「ホテル・カリフォルニア」などの大ヒット曲を生み出した伝説的なグループです。彼らのレコードは世界中で人気があり、日本盤やオリジナル盤、限定盤などはコレクターの間で高値で取引されることがあります。
本記事では、イーグルスのレコード買取市場の動向、高価買取が期待できるタイトル、査定額を上げるポイントについて詳しく解説します。
目次
イーグルスのレコード買取市場とは?
イーグルスのレコードは、のレコードは、オリジナルUS盤・初回プレス・限定盤・プロモ盤、帯付き日本盤が特に価値が高く、コレクターの間で高額取引されています。また、レコードの人気復活により、ヴィンテージ盤の価格が上昇傾向にあります。
買取価格が高くなるレコードの特徴
■ USオリジナル盤(特に初回プレス)
■ ホワイトラベルのプロモ盤・見本盤(非売品)
■ モービル・フィデリティ(MFSL)などの高音質盤
■ シュリンク付き未開封盤
■ 帯付きの日本盤(特に初回帯・特殊帯)
■ ゴールドディスク認定盤・リミテッドエディション
高価買取が期待できるイーグルスのレコード
以下のレコードは、市場価値が高く、高額買取が期待できるものです。
『Eagles』(1972年)
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イーグルスのデビューアルバム 『Eagles』(イーグルス・デビュー) は、1972年6月1日にリリースされました。バンドの持ち味であるカントリーロックのスタイルが確立された作品であり、後の成功へとつながる重要なアルバムです。
このアルバムは、グリン・ジョンズによるプロデュースのもと、カントリーロックとフォークロックを基調としたシンプルかつ洗練されたサウンドで構成されています。特に「テイク・イット・イージー」や「魔女のささやき」などの楽曲は、イーグルスを象徴する代表曲となりました
「テイク・イット・イージー」はジャクソン・ブラウンが書いた楽曲を、グレン・フライが共同作曲し、イーグルスの代表曲となりました。
軽快なリズムと爽やかなメロディが特徴で、カントリーロックの名曲として現在も広く親しまれています。
『Desperado』(1973年)
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イーグルスのセカンドアルバム『ならず者』(原題:Desperado)は、1973年4月17日にリリースされました。このアルバムは、西部開拓時代のアウトローであるドゥーリン=ドルトン・ギャングをテーマにしたコンセプト・アルバムで、バンド自身を投影した物語が展開されています。プロデューサーは前作に続きグリン・ジョンズが務め、ロンドンのアイランド・スタジオで録音されました。
この作品から、グレン・フライとドン・ヘンリーのソングライティング・パートナーシップが本格的に始まり、彼らの音楽性を深化させる重要な役割を果たしました。特に「テキーラ・サンライズ」やタイトル曲「ならず者」は、バンドの代表曲として広く知られています。なお、タイトル曲「ならず者」はシングルカットされませんでしたが、リンダ・ロンシュタットやカーペンターズなど、多くのアーティストによってカバーされています。
『On the Border』(1974年)
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イーグルスの3枚目のアルバム『オン・ザ・ボーダー』(On the Border)は、1974年3月22日にリリースされました。このアルバムでは、前作までのカントリーロック色から脱却し、よりロック志向のサウンドへと進化しています。特に、ギタリストのドン・フェルダーが正式に加入したことで、バンドの音楽性に新たな深みと力強さが加わりました。
アルバムの特徴と背景
プロデューサーの交代: 当初、前作と同様にグリン・ジョンズがプロデュースを担当していましたが、バンドのロック志向を反映するため、途中からビル・シムジクに交代しました。
ドン・フェルダーの加入: 「地獄の良き日」のレコーディング中に、ドン・フェルダーがスライドギターで参加。その演奏が高く評価され、正式メンバーとして迎え入れられました。
多様な音楽性: トム・ウェイツの「懐かしき ’55年」のカバーや、カントリー調の「ミッドナイト・フライヤー」、ロック色の強い「ジェームス・ディーン」など、幅広いジャンルの楽曲が収録されています。
『One of These Nights』(1975年)
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イーグルスの4枚目のアルバム『呪われた夜』(原題:One of These Nights)は、1975年6月10日にリリースされ、バンド初の全米アルバムチャート1位を獲得した作品です。
このアルバムでは、従来のカントリーロックに加え、ロックやファンク、ソウルなど多彩な音楽要素を取り入れ、バンドの音楽性の幅を広げています。
このアルバムを最後に、ギタリストのバーニー・レドンがバンドを脱退し、後任としてジョー・ウォルシュが加入するなど、バンドの転換期となった作品でもあります。
『Hotel California』(1976年)
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イーグルスの5枚目のアルバム『ホテル・カリフォルニア』(原題:Hotel California)は、1976年12月8日にリリースされ、1977年のグラミー賞で最優秀レコード賞を受賞した作品です。全米アルバムチャートで8週連続1位を獲得するなど、商業的にも大成功を収めました。
本作から、ギタリストのジョー・ウォルシュが正式に加入し、バンドのサウンドに新たなエネルギーをもたらしました。また、アルバムのジャケット写真は、ロサンゼルスのビバリーヒルズ・ホテルが使用され、その後観光名所としても知られるようになりました。
『The Long Run』(1979年)
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イーグルスの6枚目のスタジオ・アルバム『ロング・ラン』(原題:The Long Run)は、1979年にリリースされました。
このアルバムは、前作『ホテル・カリフォルニア』の大成功に続く作品として制作され、全米アルバム・チャートで9週連続1位を獲得するなど、商業的にも大きな成功を収めました。
『ロング・ラン』は、イーグルスの1970年代を締めくくる重要な作品であり、バンドの音楽的進化と変化を象徴しています。その後、バンドは活動を停止し、次のスタジオ・アルバム『ロング・ロード・アウト・オブ・エデン』を発表するまでに28年の歳月を要しました。
『The Long Run(長い道のり)』というタイトル自体が、バンドの疲労感や消耗を象徴しているとも言われています。
イーグルスはこのアルバムの制作に3年近くを費やし、バンド内の対立や緊張が高まっていた時期でもありました。
結果として、アルバムには内省的で哀愁漂う楽曲が多く、前作『ホテル・カリフォルニア』のような壮大なストーリー性よりも、バンドメンバーの個人的な感情が色濃く反映された作品になっています。
『Eagles Live』(1980年)
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このアルバムは、1976年と1980年のライブ録音を組み合わせて制作されました。1976年の録音は、アルバム『ホテル・カリフォルニア』リリース直後の公演であり、1980年の録音は、アルバム『ロング・ラン』リリース後のツアーからのものです。
1980年のツアー中、バンド内の緊張が高まり、特にグレン・フライとドン・フェルダーの間で深刻な対立が生じました。最終的に、フライはロサンゼルスで、他のメンバーはマイアミでそれぞれ別々にミキシング作業を行い、テープを郵送でやり取りしながらアルバムを完成させました。
『Hell Freezes Over』(1994年)
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イーグルスのアルバム『Hell Freezes Over』(1994年)は、バンドの再結成を記念した特別な作品です。タイトルは、1980年の解散時にドン・ヘンリーが「地獄が凍るときに再結成する」と述べたことに由来しています。
1993年、イーグルスのトリビュートアルバム『Common Thread: The Songs of the Eagles』が制作され、これが再結成のきっかけとなりました。1994年4月、カリフォルニア州バーバンクのワーナー・ブラザーズ・スタジオでMTVスペシャルのライブを収録し、その後11月に『Hell Freezes Over』としてリリースされました。
アルバムは全米1位を獲得し、900万枚以上の売上を記録しました。新曲「Get Over It」はシングルヒットとなり、「Love Will Keep Us Alive」はビルボードのアダルト・コンテンポラリー・チャートで1位を獲得しました。
レコードは極端に少なく、どのバージョンでも高額買取対象となります。
『Long Road Out of Eden』(2007年)
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イーグルスの7枚目のスタジオ・アルバム『ロング・ロード・アウト・オブ・エデン』(原題:Long Road Out of Eden)は、2007年10月30日にリリースされました。
前作『ロング・ラン』(1979年)から実に28年ぶりとなるオリジナル・アルバムであり、バンドにとって初の2枚組アルバムでもあります。この作品は、全米および全英のアルバムチャートで初登場1位を獲得し、特にイギリスでは初の首位獲得となりました。
のアルバムは、2001年から2007年にかけて制作され、約6年の歳月を費やしました。また、2001年にドン・フェルダーが解雇された後、初めてリリースされたアルバムであり、2016年にグレン・フライが亡くなる前の最後のスタジオ・アルバム となりました。
『Long Road Out of Eden』は、イーグルスが純粋に新作としてリリースした最後のアルバム であり、グレン・フライ存命中に完成した唯一の21世紀のアルバムです。
バンドは1994年に『Hell Freezes Over』で再結成しましたが、新曲はわずか4曲のみで、完全な新作アルバムはリリースされていませんでした。そのため、『Long Road Out of Eden』は、イーグルスの約28年ぶりのオリジナル・アルバム であり、ファンにとって待望の作品でした。
イーグルスのレコードを高く売るポイント
① 帯付き・特典付きのレコードは査定額アップ
- 特に日本盤の帯付きは希少価値が高い
- 帯が破れていても、残っているだけで査定額アップの可能性
② レコードの状態をチェックする
- 盤面に傷がないか、ジャケットの状態が良好か確認
- 歌詞カード・特典・ポスターなどの付属品が揃っているかチェック
③ 90年代以降のアナログ盤は貴重
- CDが主流になった90年代以降のアナログ盤はプレス数が少なく、希少価値が高いため高額買取対象
④ レコード専門の買取業者を利用する
- 一般のリサイクルショップでは正しい査定がされない場合がある
- レコード専門の買取業者やオンライン査定サービスを利用すると高額査定の可能性が高まる
⑤ 複数の業者で査定を比較する
- 買取業者ごとに査定額が異なるため、複数の査定を受けて比較するのがおすすめ
よくある質問(FAQ)
Q1. イーグルスのレコードはすべて高額査定されるの?
A. オリジナル盤(初回プレス)やプロモ盤、限定盤は高額査定の可能性がありますが、一般的な再発盤は買取価格が低めです。
Q2. 帯なしでも買取可能?
A. 帯なしでも買取可能ですが、帯付きのほうが査定額が高くなります。
Q3. 海外盤の価値は?
A. USオリジナル盤やUK盤は価値が高く、特に初回プレスはコレクター向けに人気があります。
Q4. イーグルスのレコードの買取価格はどのくらい?
A. 状態や盤の種類によりますが、オリジナル盤やプロモ盤は数千円〜数万円で取引されることがあります。通常盤は200円-500円のものが多い印象です。
まとめ
イーグルスのレコードは、オリジナル盤や帯付き日本盤、プロモ盤、海外盤が特に高額買取の対象となります。買取を検討している方は、レコードの状態をチェックし、複数の業者で査定を受けるのがポイントです。
■帯・特典付きの美品を査定に出す
■90年代以降のアナログ盤は希少価値が高い
■レコード専門の買取業者を利用する
■複数の買取業者で査定を比較する
迷ったら横浜レコードへ!
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横浜レコードは豊富な買取実績と信頼性を兼ね備えたレコード買取業者として、多くの顧客に支持されています。

国際的な視点による高価買取戦略
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このように横浜レコードでは日本国内だけでなく海外の市場にも対応した高価買取が可能となっています。